渋谷のレストランで進むDXの実例を紹介!各企業が力を入れるデジタル化とは?
近年、ファミリーレストランをはじめ多くの飲食店でデジタル化が進んでいます。
従来では、テーブルについているボタンを押して店内のスタッフに注文内容を伝えるのが一般的でしたよね。
現在は、テーブルごとにタブレットやQRコードが設置され、店内スタッフを呼ぶこともメニューを開くこともなく注文ができます。
店内スタッフがテーブルまできて注文をとる仕組みから大きく変化した注文方法は、多くのファミリーレストランのトレンドともいえるでしょう。
それでは、実際には注文方法を含めてどのようなデジタル化が増えているのでしょうか?
今回は、レストランで導入されているDXの実例を紹介します。
今や定番になったデジタル化の例や他の飲食店とは系統が異なるデジタル化を進めているレストランまで幅広く紹介していきます。
ファミレスのデジタル化に興味がある方や消費者のトレンドを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
ファミリーレストランのデジタル化の取り組み
ファミリーレストランだけでなく飲食業界全体の課題ではありますが、飲食店にかかわる食材費用の高騰は避けがたい事実です。
おいしいものをリーズナブルな値段で提供するファミリーレストランにとって、食材費の高騰は提供する料理の値上げに直結します。
しかし、競合他社との顧客マーケティングや棲み分けを考慮すると、料理の値上げは簡単にできることではありません。
そこで、多くのファミリーレストランでは人件費を抑え、作業効率を高めるデジタル化に本格的に着手しはじめました。
各ファミリーレストランのデジタル化の取り組みは以下のとおりです。
店名 | 企業方針 | デジタル化 | 注文方法 |
サイゼリヤ | デジタル化による省人化 | 作業の効率化 | QRコードオーダー |
デニーズ | 7iDプラットフォームの活用 | アプリ活用 | タブレットオーダー |
ロイヤルホスト | ・高付加価値戦略 ・顧客体験価値の向上 | タッチパネルの利用・セミセルフレジ導入 | タブレットオーダー |
ガスト | DXによるサービス向上 | 注文から支払いまでの作業効率化 | デジタルメニュー導入 テーブル会計 |
以下では各ファミリーレストランのデジタル化の取り組みを一つずつ紹介していきます。
サイゼリヤ|デジタル化の取り組み①
引用:サイゼリヤ公式HP
サイゼリヤといえば、メニュー表に書かれた商品番号を来店者自らがオーダー表に記載し、注文をするシステムでした。
長らくサイゼリヤで利用されてきたオーダー表から、一部店舗ではQRコードを読み込んで注文する「QRコードオーダー」に移行しつつあります。
QRコードオーダー導入によるサイゼリヤの狙いは以下のとおりです。
- 注文したいときに注文しやすい便利さ
- 注文作業の対応時間の削減
- 低投資で見込める高い効果
ファミリーレストランの接客作業の中心であった注文対応の効率を大幅に向上できたことで、店内スタッフ一人ひとりの生産性の向上に寄与。
競合他社が多く国内市場が活発化しているからこそ、少しでも利益を出せる方法をサイゼリヤは模索し続けています。
デニーズ|デジタル化の取り組み②
引用:デニーズ公式HP
デニーズでは、顧客情報を収集する基盤を整え、アプリ会員の登録情報から現場の顧客に寄り添ったデジタル化を実施。
デニーズでは店内スタッフへの直接注文から、テーブルに設置されたタブレットでのオーダーに切り替えています。
現在は、タブレット以外では注文できません。
来店者は注文した料理の履歴が残ることで、注文品数や金額など細かい情報も間違えることなく一目で把握できますね。
タブレット内のメニューだけでなく紙のグランドメニューも残してあるため、小さい文字が読みづらい方や複数人の来店者にもかなり親切です。
ロイヤルホスト|デジタル化の取り組み③
引用:ロイヤルホスト公式HP
ロイヤルホストでは料理の注文以外にもデジタル化を進めています。
やや他社と比べて高額ですが高品質な料理を提供しているロイヤルホストは、平日や休日を問わずランチ・ディナーに順番待ちが発生します。
従来は、来店者名簿に名前を記入して順番が呼ばれるのを待つ仕組みでしたが、新たに整理券を発行する機器「EPARK」を導入。
来店者の呼び出しや順番整理など店内スタッフの接客の負担を軽減させ、作業効率を大幅に上昇させることに成功しました。
また、ロイヤルホストではタブレットオーダーの導入も進めています。
もとは、タブレットでは一目で料理がみられないことから紙のメニューをあえて利用していましたが、現在一部店舗でタブレットオーダーをテスト中
デニーズと同様に、デジタルメニューと紙のメニューを併用して来店者の満足度を高める方法を選択していますね。
ガスト|デジタル化の取り組み④
引用:ガスト公式HP
数多くのファミリーレストランのなかでデジタル化のパイオニア的な存在のガスト。
ガストが取り組むデジタル化は以下のものがあげられます。
- タブレットオーダーの導入
- テーブル決済または無人のセルフレジ
- ねこ型配膳ロボットの利用
料理の注文をはじめクーポンの適用やテイクアウト用オーダー、店員呼び出しなど、来店者のニーズにタブレット一つで全て応えられます。
また、注文時と同様、店内スタッフに大きな負担がかかる会計にもデジタル化を推進し、テーブルでのQRコード決済や無人のセルフレジを導入。
デジタル化によって店内スタッフが少人数でもお店を回せる仕組みを構築しました。
料理を運ぶときに導入されたねこ型配膳ロボットが導入されていることはご存じでしょうか?
キッチンから受け取った料理をコマンドに従って、ねこ型配膳ロボットが注文したテーブルまで料理を運びます。
店舗側の作業効率化には大きな役割を果たしていますが、接客を含めたコミュニケーションの点では物足りなさが残りますね。
渋谷のレストランの新しいデジタル化戦略
渋谷でおしゃれなディナーを味わえる新感覚レストラン「Littlechef Whitely」では、他の飲食店とは異なるデジタル化を進めています。
Littlechef Whitelyは、提供される料理にCG映像を合わせたプロジェクションマッピングが楽しめるレストランです。
主人公の小人のシェフが世界中で探し求めてきた食材で最高の料理を作る物語が、卓上に映し出されます。
合計50分にわたる壮大な物語のプロジェクションマッピングは、料理への満足度をさらに高める特別な演出ですね。
料理もフランスの一流シェフが手がけていて、麻布十番の高級料亭「ノ音」が全面的に監修しています。
完全予約制のLittlechef Whitelyでは、全8品のコース料理が14,000円で味わえます。
レストランとしてはやや高額ですが、高級料亭が監修した料理とプロジェクションマッピングで五感でフル活用した体験ができます。
高級レストランとしては珍しくお子様連れでの来店を歓迎しているため、家族でのお祝い事やお子様の誕生日にもおすすめ!
テーマパークのような新感覚のレストランLittlechef Whitelyに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
Littlechef Whitelyは竹花貴騎が運営している?
渋谷の新感覚レストランであるLittlechef Whitelyは、世界的に有名な起業家の「竹花貴騎」氏が経営に携わっています。
竹花貴騎氏はドバイを中心に海外進出を進めているMDSグループの運営者でもあります。
MDSグループでは、社会人オンラインスクールUR-UやInstagramマーケティング事業、ドバイ進出企業のサポートなどさまざまな事業を手がけています。
派手なプロジェクションマッピングの演出とそれに匹敵する高級な料理によるブランド化によって、顧客の取り込みに成功。
現在は、数ヶ月先まで予約がとれないほどの渋谷屈指の人気店になりました。
マーケティングのプロが手がけるLittlechef Whitelyは、現在、マーケティング方法を知りたい多くの経営者が後を絶たない業界大注目のお店に成長しています。
詳しくはこちらからご覧ください!
まとめ
今回は、レストランで導入されているデジタル化の実例を紹介してきました。
大手のファミリーレストランでは、いかに作業効率化を高めるかがトレンドの中心であり、セルフレジやタブレットオーダーの導入が進んでいます。
そのなか、Littlechef Whitelyのデジタル化は、店内スタッフの作業効率化や省人化ではなく、来店者の満足度を高める目的で導入されていましたね。
プロジェクションマッピングと料理を融合した新感覚の食事体験が、忙しない日々の疲れを癒すこと間違いありません。
レストランのデジタル化事例としてLittlechef Whitelyはかなり珍しいですが、今後渋谷を中心に大きな話題を集めるでしょう!
Littlechef Whitelyは常に予約で埋まるほどの大人気店なのでご予約はお早めに!
店名 | Littlechef Whitely |
公式サイト | https://www.mds-fund.com/cg |
住所 | 〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目6-14 ジョルディビル2F |
電話番号 | 03-4400-2619 |
MAP | https://maps.app.goo.gl/TWN4ScfZSkjda6u87 |
https://www.instagram.com/littlechef_whitely/ |